冷たい水の中をきみと歩いていく

平坦な戦場で生き延びること

転職のこと。

こんばんは。こまです。

いまはツイッターでは「ライカ」でやってるからそろそろこっちの名前も変えたほうがいい気がしてきました。気がしてきただけですが……

 

今年初投稿です。

しかもこのブログ,4年以上やっているらしい。遅筆にも程がありますね。畏れ多くもブログ界の富樫。内容はスカスカだけど。

 

前回の投稿を見てみたら,その時期は相当病んでいたようです。確かにあの頃,当時の上司(編集長)から毎日精神的にフルボッコにされていて転職を意識し始めたんだった。いま思い返してもつらくて,限界な日々でした。

 

せっかくなんで転職のこと書きますね。これはいつもの塵芥のような記事と違ってちょっとは人の役に立つかもしれません。実用的。プラグマスティック。転職をお考えの方はご参考程度に。

 

まず,前提条件として転職には二種類あると思います。

 

①前向きな転職

②後向きな転職

 

です。

 

①は「海外で働きたい!」とか「もっと自分のスキルを向上させたい!」というポジティブな転職ですね。ただわたしの周りではこのような事例は見受けられなかったし,わたし自身も②に該当するのでこれは割愛します。ってかわかりません。そういうのはもっと意識高いノウハウ本とか読んで勉強してください。

 

さて,本題は②です。

これは間違いなく言えることなんですが,

 

転職なんてしないに越したことはないです。

(初めて色文字使ってみました。なんかこれ怖いですね)

 

いまの職場環境に(全てとは言わずとも)ある程度満足しているのであればわざわざ転職活動なんてする必要ないと思います。

転職活動って相当なエネルギーを要します。疲弊します。肉体的にも精神的にも。わたしだってできれば転職なんて面倒くさいことしたくなかったけど,このまま会社にいたら終わっちゃう…という危機意識が強く働いた末の苦渋の選択です。

 

転職サイトやらCMで謳っているほど転職って簡単じゃないし,自分で動かざるをえない部分も大きいです。よほど特殊なスキルを持っているとかコネクションがあるとかだったら別ですけどね。

 

さて,前置きが長くなりましたが,「いまの会社には耐えられないからどうしても転職したい!」というひとは,たぶんまず転職エージェントに登録すると思います。わたしもマイ○ビエージェントに登録していました。

 

でも,結局わたしはたいして利用しませんでした。

なぜなら…

 

使えなかったからです。ぜんっぜん。

 

一応エージェントに登録してからの流れをざっくり説明しますね。

 

①担当から希望職種や条件など話し合う「電話面談(平日・30分くらい)」の案内メールが来る。なお電話面談までにweb履歴書やらアンケートやらを作成してメールで送っておくことになる。これがなかなか面倒くさい。なぜなら同時並行でやってる現職で心が折れているから。心が死んじゃってるから。

②電話面談。事前に送ったweb履歴書をもとに,希望職種や勤務先,転勤の有無や賃金形態などの希望を伝えていく。わたしの場合ここが細かった(出版社しかヤダと言った)ため,あまりいい案件を紹介されませんでした。ていうか出版社って言ってんのに編プロ(編集プロダクション)を紹介してくんなよ。

③以降,求人情報(一回のメールでだいたい5件くらい)をメールで教えてくれる。気になった所があれば担当に伝えるとエントリーしてくれるようです。でも求人情報も自分で探したほうが良くね?という結論になりました。いらない求人情報はただのノイズでしかないし。結局わたしは一件も希望に沿う案件がなかったです。

 

ざっとこんな感じです。

なんか「転職エージェントに任せときゃオールオッケー!」みたいな雰囲気ありますが,実際ほとんどはあなたがやることになります。当然ですが筆記試験やら面接やらはあなたが行くことになるので,求人情報を探してくれる(精度も低い)以外エージェントが何をやってくれるのかまったく分からないのが正直なところ。でもそれって自分で出来ますよね……

 

あとは期間。

わたしの場合,エージェントに登録したのが2017年10月。ただ現職で手が離せない仕事が2018年4月まであったので,それ以降の転職になる旨伝えると「では年明けまで何もすることはありません」とのこと。なので実際に活動を開始したのは2018年1月からです。

 

さて,年明け。待てど暮らせど連絡がない。しびれを切らしてメールしても返信なし。一週間くらいしてシレッと「転職活動どうですか」みたいなメールが来る。「どうですか」ってなんだそれは。ていうか社会人として一週間返信しないのはどうなんだそれは。

お察しの通り,それ以降も同じように使えない求人情報を送りつけてくるだけの簡単なお仕事をしてくるだけだったので,「もっと以前に伝えた希望に沿った情報をください」と送るも返信なし。溢れ出す無能感。

 

「これはマズい!」となってくるわけです。こちとら人生かかっとるんじゃい!と思いたち,エージェントに頼らず転職活動を開始しました。幸い転職したい業界は「出版社」と固まっていたので自分でも簡単に情報収集が出来ました。

そっから学力試験と4回の面接を経て,3月にはいまの会社から内定が出ました。

 

運が良かったのは,一社だけしか転職活動をしないで済んだことです。

実は内定が出た会社しか転職活動をしていませんでした。というのも,無理だからです。体力的にも精神的にも。

 

面接は基本的には平日です。しかも9:00とか15:00とか。そうなると当然有給休暇を使うことになります。忙しい時期は休めないでしょうし必然的に無理になります。

しかもだいたい日時は相手が指定してくる(変更はできない)ので,その時間に外せない会議があったりするとやっぱり無理になります。幸いカブることはありませんでしたが,最悪会社に「風邪ひきました!」って連絡して面接に行くことも視野に入れていました。

 

「忙しすぎる!無理!転職する!」と言ってすぐに転職活動を開始しようとしても,面接の度に有給休暇を使うことになるわけですから「あ~面接の日は休めない~」となったり,実際無理というジレンマがあります。

ある程度余裕があるタイミングじゃないと転職すら出来ないわけです。

厳しい。。。

 

 

ダラダラと書きましたが転職ってこんな感じでした。

終わったからある意味あんなこともあったねー的に書けますが,当時(つったって数ヶ月前)は生きるか死ぬかの瀬戸際みたいな感じでした。

 

 

人生,なるべく楽して生きたいですね。ではでは。