冷たい水の中をきみと歩いていく

平坦な戦場で生き延びること

きっと十年後にも一緒に笑って飯を食おう

ふと手元のカレンダーを見たら今年もあと3ヶ月ないことに気がついてしまった。もう2018年の75%が終わってしまったことに驚きを隠せない。よく考えたら今年は退職→ヨーロッパ旅行→転職という激動の1年だったし,光陰矢の如しの極み(そういえばフタエノキワミの動画をこないだ久々に見たら11年前の動画でビックリした)みたいな1年だった。

 

インターネットを長くやっているため,こういう「タイム・イズ・マネー」みてぇなことを書くとどこからともなく祭り囃子のような合いの手が聞こえてくる気がしてしまう。悪い合いの手が。カラオケで全然歌えてないひとの歌声をかき消さんばかりのタンバリンの音が。国会で野次る野党の罵声が。踊る阿呆どもの合いの手が。聞こえてきてしまう。

 

「意識高いブログか~!?」

「まだ東京で消耗してんのか~!?」

 

だいたいおんなじような意味のことをふたつに分けて言うな。イケ◯ヤさんだって頑張っているんだぞ。あんな所得倍増しそうな名前してるけど頑張っているんだぞ!!よく知らないが。

 

それはどうでもいいが,中学高校も男子校だったので,こういう罵り合いの文化に身を浸しすぎてしまっている感じが正直ある。殴り合いのなか育まれる友情というのは美しい(とされている)が,私が浸ってきた罵り合いの文化というのはオードリーのようにニヘラニヘラとお互いを小突きあっているような感じなので,傍から見ればたぶん気持ち悪い感じなんだと思う。

 

この文脈で,2018年は中学高校の同級生たちと迎えたのをなんとなく思い出したのでそれを書いていく。このブログはなんにも考えずに文章を書き始めているため,しばしばこのように突然流れが形成されることがある。

 

2018年の年始は中高時代の友人の別荘で迎えた。別荘で鍋パーティーをしようと,上野のアメ横やらなんやらで食材を買いまくった。馬鹿な友人が見境もなくウニやイクラやマグロやカニを買い物カゴに投げ込んでいったため,馬鹿みたいな量の具材を調達してしまうことになった。

 

 

すっかり忘れていたのは,ライカさん含め全員男子校出身者で,全員の調理スキルがD-だったことだ。

スキルなしの状態で挑んだ調合に失敗した結果,ウニやイクラやマグロやカニなどの恵まれた食材からゴミが産まれてしまったのは言うまでもない。

 

 

自分で貼っといてなんだけどグロ画像でしょこれ。勿体無いから全部食べたが,クソ高い具材で出汁を取ったにもかかわらず,海水を煮詰めた味しかしなかった。何事も過剰は禁物という有益な教えを授かることが出来た(とりあえず太字にしておくことで意味ありげな雰囲気を出すやつ,使えるな)ちなみにこれが2018年最初の食事だったためインパクトが強い。

 

お茶にごし的にこの時撮ったちょっとイイ写真でも貼ってみる。

これは青春感的なテーマで撮ってもらったような気がする。25歳成人男性たちが。青春感を。謳歌し忘れてしまった青春を。

 

 

みんな異常に黒い服を着ているがこれはただ単にオタクだからというだけで深い意味はない。みんな異常に赤い顔をしているがこれはただ単にそういう仕様だからというだけで深い意味はない。

 

最後に少しいいことを言わせてほしい。

 

タイトルになっているのはオタクのみなさんならすぐわかると思うが,『少女革命ウテナ』でウテナがアンシーに対して言ったセリフだ。ちなみに元セリフは「きっと十年後にも,一緒に笑ってお茶を飲もう。約束だ」だが,お茶ではなく飯のほうが大事なので改変した。

 

中学高校の同級生というのは出会ったのが13歳の頃(中高一貫だった)だから,もう13年も前になる。出会いは10年以上も前だ。それだけ古い友人とこのように飯を食うことが出来る喜び…感謝っ…!圧倒的感謝っ…!

 

「感謝ってw やっぱり意識高いブログじゃねーか!」

「もしくはJポップの歌詞じゃねーか!」

 

……また祭り囃子が聞こえてきた。オタクたちの祭り囃子が……

そういえば「まつりばやし」っていうタイトルのアニメあったな。「三丁目のタマ うちのタマ知りませんか?」ってアニメの。あれ夏の終わりにピッタリだから見てみると良いと思う。あときさらぎ駅でも祭り囃子が聞こえてきたような。祭り囃子こっわ。こっわ。

 

終わり