冷たい水の中をきみと歩いていく

平坦な戦場で生き延びること

鉱物の国

1か月に1回はブログを書こうと思っていたのにもう2月が終わってしまう!何を書こうか迷っていたが,先日行ってきた宝石展について書いていく。

 

つい先日,上野の科学博物館でやっていた特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」に行ってきた。

hoseki-ten.jp

 

ネギみたいなトルマリンクソデカアメジストが話題になっているが,個人的にはロマネスコみたいにカットされた宝石(エメラルドだっけ?ヒスイ?)が面白かった。あとパイライトは,こういうチョコチップクッキーあるよね。

www.mr-ito.jp

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どうでもいいけど,宝石を野菜にカットするのを見ると,台湾の故宮博物院で見た,キリギリスが乗った白菜を思い出す。翠玉白菜というらしい。同じ博物館に収蔵されている角煮みたいな肉形石もいいけどね。

ja.wikipedia.org

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さて,ここからは宝石展を離れて自分語り的な話になる。宝石,もとい鉱石と僕の付き合いはそれなりに長いのだ。どちらかと言うとタガネとハンマーを使った採掘的な方で。

 

はじめて鉱物採集に行ったのは小学生の頃だったと思う。親と一緒に山梨県塩山というところで水晶を探したのをよく覚えている。そしてその時に見つけた水晶(割と先端=ポイントがしっかりしており,一部にアメジストが入っている)は今もお守り代わりに大事に持っている。

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その後も折に触れて色々なところに行った。新潟県糸魚川のヒスイ海岸でヒスイを拾ったり,秋田県荒川鉱山で水晶やメノウを拾ったり。荒川鉱山ではすごく大きな水晶片をタガネで砕いて新聞紙に包んで持って帰った。ひーひー言いながら持ち帰ったあの苦労は,今でも鮮明に覚えている。いざ持ち帰るととたんに関心が薄れてしまうのだけど。

 

実家の近所には鉱石を売るお店もあった。宝石ではなく,鉱物。親と一緒に時折トルマリンやらアクアマリンやら買っていた。このお店の前にある花壇には店主が捨てた鉱物が置いてあり,自由に持っていって良かったので,小学生の時分には採集に勤しんでいた。いまHPを見てみたら閉店してしまっていた。残念。

なおここのお店にはお得意様認定されていたらしく,定期的に案内をもらって,新宿で開催されているミネラルフェアに参加した。いつだったかジオードのクラッキング体験をやった(中身はアメジストだったと思う)のはなかなか楽しかった。

 

中高生の頃には鉱物への興味はやや薄れてしまい,実際の鉱山からは足が遠のいて,ミネラルフェアにたまに参加して鉱物を購入するくらいになっていた。

 

しかし大学生になると,鉱物への興味は復活する。オシャレグッズとして。

特に蛍石は色あざやかで写真に映える。いまは閉店しているが,池袋の三省堂書店の4Fにあったナチュラヒストリエなど,鉱物を扱うお店が結構あったのだ。これらに足繁く通っては,オシャレアイテムとしての鉱物を見つめる日々が続いた。

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就職してからも折に触れて近所にあった鉱物カフェにも行くなどはしていた。何ていうかこう,ゴスロリ系の女性が多くいる感じの店内だった。

 

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しかし全体的に関心は薄れ,しばらくは鉱物が家に置いてあることすら忘れて過ごしていた。すっかり黄鉄鉱にも水晶にもトパーズにもホコリが被ってしまっていた。とはいえ,今回宝石展に参加したことで,ひさびさに鉱物に興味が出てきたぞ。

 

とりあえず,今年の東京国際ミネラルフェアには参加したいと思う。

tima.co.jp

終わり。