冷たい水の中をきみと歩いていく

平坦な戦場で生き延びること

オタクというひとびと。

こんばんは。ライカ(@trush_key)です。

 

最近気温のバグがデバックされてきたのか,やっとちょっと涼しくなってきましたね。

まあ29℃とかで涼しいって感じるようになってるのは,こちらの頭がバグっているだけみたいな疑いもありますが……

 

ブログのタイトルなんだこれって感じですが,これはこれで明快だし良いのではないでしょうか。なにかと意味深なタイトルをつけるのは,1000%メンヘラだと一万年と二千年前から相場が決まっています。SkypeやLINEのひとことメッセージに意味深なことを書いたり病んだ歌詞を引用してきたりした経験(しかも日替り。ランチの定食かよ),このブログを見ている可能性のあるフォロワーのみなさんにはある気がします(深い意味はないです)。

 

たまに考える「オタクとはなにか」。

一般的に「オタク=アニオタ」という,非常に狭い認識が広まってかなりの時間が経ってしまったように思います。オタクっていうのは,アニメを好んで見ているひと。アニメを見なくなったらめでたくオタク卒業!!

 

……改めて,「オタク」ってなんだろう。まずオタクには色々あります。アニオタはあくまでその一類型に過ぎません。鉄オタ,ミリオタ,ドルオタなど様々なオタクが世間には蠢いています(オタクは日が当たる存在ではないと思っているので「蠢いている」という表現をしました)。ただ,本来的には「オタク」という概念に包摂される「鉄オタ」「ミリオタ」「ドルオタ」が,一般的に「オタク=アニオタ」と狭く定義されてしまっているため,なにやら別異な扱いになっていたりする。

 

まあそれはそれで気になっているんですが,それ自体になにか問題があるわけではないです。気になっているのは「オタク」って「状態(ステータス)」なのかしら?ということです。「アニメを好きな状態」「鉄道を好きな状態」「軍が好きな状態」「アイドルが好きな状態」……そういう「状態」をオタクっていうのかしら???

 

わたしは違うと思います。いや,そう思いたいだけなのかもしれないですね。。。

だって「オタク」って言葉の意味が軽すぎるから。

 

個人的には「オタク」っていうのは「魂の在り方」だと思っています。

つまり,オタクというのは,「なにかに偏執的な興味を示す(ちょっと気持ち悪い)魂の在り方」。

だからアニメだろうが鉄道だろうが関係ない。「これなんなん!?めちゃくちゃ知りてぇ!!!」っていう魂の在り方。他の人はだ~れもそれに興味を示してなくって,それで「あいつらは分かってねえな……」とちょっといじけてて,でも溢れる知的好奇心や憧れのままに突き動かされているような魂の在り方。うんうん,わたしはそのような魂の在り方が愛おしくて好きだな。

 

……まるでオタクという夢から醒めたかのように,普通のひとという現実に戻ったように。「オタクやめた」「もうオタクじゃない」「オタク卒業」とひとが言うのを聞くのはなんだか寂しい。

「あ,キミがあんなに好きだったものは『状態』に過ぎなかったのか……」と思っちゃうから。だってそれって切ないじゃん。悲しいじゃん。

 

 

いつかわたしも「オタク卒業」なんてことを言っちゃうんだろうか。

その時こそ,わたしが死ぬときなのだと思う。