冷たい水の中をきみと歩いていく

平坦な戦場で生き延びること

「まあいいか」

「まあいいか」で済ませてしまったことは、本当によかったのだろうか。

本当に「別にどうでも」よかったのだろうか。

 

「まあいいか」「別にどうでも」とつぶやく度に、ぼくたちは貧しくなる

大地は割れ

海は干上がり

家は荒れ果てる

 

諦めるたびに捨てていく

きらきらしたものを側溝のドブに捨てていく