冷たい水の中をきみと歩いていく

平坦な戦場で生き延びること

英語が話せないのがマジで悔しすぎる

1週間程度,スペインとポルトガルを旅行していた。色々とやるべきことが山積しているので,旅行記などは落ち着いたら書くことにして,とりあえず旅行中に感じたことを雑感としてまとめておくことにする。

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バルセロナサグラダ・ファミリア。2026年に完成予定なんだとか。”完成しない”ことの代名詞でもあるこの建築物が本当に7年後に完成するんだろうか。

今更いうまでもないことだが,世界の中でも日本人は英語が苦手で,長年学校で英語教育を受けてきたにもかかわらず読み書きは出来ても会話が出来ないとされている私もそうだ。昨年のヨーロッパ旅行でルフトハンザ航空の職員にロストバゲージの説明をしていたら「おまえの英語何言ってんのか全然わかんないから英語わかるやつ連れて来いよ笑」と嘲笑されて悔しい思いでいっぱいになり「帰国後は英会話スクールに通ってギャフンと言わせてやるぞ!」と息巻いていたにもかかわらず,帰国してしまえば英語とは無縁の生活。日本で一晩寝ればその悔しさはどこかに行ってしまった。

 

結局今年も日本では“洋画を字幕版で観る”"ABCニュースを聴く"くらいしか英語に触れないまま海外に行った。少し考えればわかることだが”話す練習”は全くしていないため何の意味もなく,教会ではスペイン訛りの英語で早口でまくし立てられたうえ「あんた英語わかる?笑」と冷笑される羽目になった。ギフトショップでは「どこから来たの?」と聞かれたので「日本人だ」と伝えると「オージャパニーズ!アイライクジャパニーズ!日本人向けのパンフレットあるよ〜」と日本語のパンフレットを手渡され,なんだか日本人は英語を話せないことが前提となっていて馬鹿にされているような気がした。レストランでは店員がこちらにメニューを持ってきても「Hello」「Thank you」くらいしか話すことがない。その店員はさっきまで他の客と楽しそうに英語で談笑していたというのに。

 

少なくともスペインでもポルトガルでも観光地で働いているひとたちはほぼ英語が話せる。観光客も見知らぬ人同士で英語でワイワイと談笑していたりしていて,すごくいいなと思える光景だった。いっぽう,こちらから勇気を出して観光客に話しかけてみても,向こうのジョークが理解しきれずに「Oh~」みたいなしょうもない返ししか出来ず申し訳なくなってしまう。そして何度か日本人を見かけることがあったが,全員身内だけで日本語で会話していた。もちろん私もそうであり,本当に悔しさと恥ずかしさでいっぱいだった。この気持ちを忘れないうちにこの記事を書き,英会話スクールの申し込みをしようと思う。

 

さて,今回は両親を連れての個人旅行だったのだが,マドリードのスーパーにて母親が財布をスられるという事件があった。急いで警察署で盗難報告書を書いてもらい,クレジットカードの利用停止の連絡などドタバタした。しかし散々「スリには気をつけろ」「財布は分散させておけ」と言っておいたのに,相手を甘く見てユーロも円もクレジットカードも一つの財布にまとめてバッグに入れていた母親が悪いわけだし高くついた勉強代だと思うべきだろう。

 

来年もまた,どこか海外旅行に行ければいいなと思う。そしてそのときまでには英語の”読み書き”ではなく”会話”ができるようになっていたい。物事を始めるのに遅すぎるということはないのだから。

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写真はリスボンの町並みを走り抜けるケーブルカーとトラム。綺麗な町並みをレトロで丸っこい電車が駆け抜けるさまはとても可愛らしかった。

終わり。